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二十世紀の広場

歴史の真相の感動詩

歴史の真相を知ったときに感動する。それは常識革命であり、二十世 紀を総括する叙事詩である。
感動は、情によるものものだけではない。
理によるものがある。
真実を知った時に感動する。
歴史の真相を知った感動を詩にする。
二十世紀を総括するのだ。

老化したものに良い詩が詠めるか。
酒を飲むと、脳細胞が速い速度で消滅すると言う。
だが、李白、杜甫は酒飲みの老人だ。
酒を飲むと、脳細胞は下草が落ちるように減る。
下草が落ちると、樹の姿が現れる。
それが目指す感動詩である。

経済人の終わり

恐ろしきファシズム ヒットラーの狂気
ユダヤの虐殺 都市の破壊 数千万の死
何故だ やったのは同じ人類か
理性はどうした
政治はどうした
経済はどうした
自由と平等の理想があったではないか
自由は既に勝ち取り
資本主義経済が機会平等を実現するはずだった
だったら何故ファシズムに

資本主義経済の魔物が再来したのだ
自由にやらせたら 強いものが勝つ
強い国が強く 遅れた国を押える
遅れた国に ブルジョワが出現 労働者の増大
ブルジョワは金持ちになり
労働者は虐げられる
平等にはならない 神も力にならない
マルクス主義経済が平等を実現するか
プロレタリア支配は 支配だ
マルクスは平等を実現しない
ユダヤがブルジョワになった

そこに魔物が現れ 大不況と失業
職が無い 腹が減った
自由はいらない 安定が欲しい
頼もしきナチスが登場 全てを否定する
経済の否定
政治の否定
自由の否定



ナチスは叫ぶ
農民から麦は高く買え
市民にはパンを安く売れ
商人には儲けさせよ
馬鹿な 矛盾しているぞ
それをやるのがナチスだ
ファシズムは全てを否定する
ファシズムに理念は無い
ファシズムは経済原理を越える
奇跡への期待

ブルジョワには寄付を強制し
金持には消費を節約させ
工場を建設し 軍備を増やす
完全雇用を実現した
奇跡だ ナチス万歳
誇りを持って働け
高速道路の建設だ
自由は無くてもよい 働く誇りがいい
ヒットラーは偉大だ
ファシズムは経済原理を越えた
経済人の終わり


資源が足りないと
軍隊が進駐して押える
国家が軍隊になった
鉄壁のファシズム
ファシズムは止められるか
止まると破滅する
ヒットラーは已む無く叫ぶ
侵略せよ
征服せよ
強制労働だ
ユダヤが悪い 虐殺だ
ファシズムは狂気した
狂気のファシズムは破壊し尽くして終わる
ファシズムには 理念が無かったのだ
経済を否定して 続く道理が無かったのだ

ヒットラーを倒せ
連合国の反撃 チャーチルが立つ
自由への戦い
人間の尊厳への戦い
経済人の再出発 過ちを知っている強さ

ドラッカーが1939年に出版した「経済人の終わり」を読んで感動した。第二次世界大戦の前に書かれているが、今読んでも 間違っていない。ファシズムが何故登場したか。ドイツ民族の特異性によるものではなく、経済原理を否定した誤った運動の 必然的帰結であった。チャーチルは英国士官にこの本を支給した。今日でも不況は繰り返されるが、経済原理を 無視する誘惑にはまってはならない。

(2000年12月 入院ベッドの中で 20世紀最大の疑問を問う 福田征孜)


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信念の奴隷

独裁者スターリン クレムリンの王者
晩年はクレムリンの孤独な住人
何を想っているのか
粛清者を求めているのか
妻ナージャはピストル自殺
いやあれは盲腸で死んだことにしたのだ
三十一才だった 俺が四十八の時だった
あれは俺を駄目にした
クレムリンから大学に行った
自立心があった
人民は豊かになってないと云いおった
俺のやったことが間違っていると云おった
俺は間違っていない
いや間違ってないはずだ
後戻りは出来ない
間違ってないと言うしかないのだ
過ちの奴隷になったスターリン
信念の奴隷




貴族と地主と農奴の国だった
マルクス主義が云うように
地主を無くせば平等になるはずだった
だから集団農場にしたのだ
コルホーズで働けば豊かになるはずだった
何故生産が減るのか
やる気が無いのが許せない
地主に代わり労働者が支配する
プロレタリヤの支配者が権力を振るう
支配者は支配者だ
平等にはならない
マルクス主義経済は平等にならない
そのことは先進国では明らかだった
だが貴族と地主は許せなかった

プロレタリヤの力で強国になるのだ
失業の無い社会
計画経済で建設が進む
それには独裁権力が要る
スターリン万歳
アメリカに負けない強国になった
強まる軍の権力
強まる共産党の権力
権力を支えるために生産が必要だ
必要なものは人民に働かせろ
ノルマを達成せよ

搾取される人民の不満
スターリンは過ったのか
いや過ったと云えばお終いだ
悪いのはやる気の無い人民だ
スターリンは信念の奴隷になった
スターリンは過ちの奴隷になった
孤独な奴隷が叫ぶ
シベリヤの強制労働だ
粛清だ


ETV2000 「スターリン・隠された家族の悲劇」を見て感動した。人は自分の信念とやったことに縛られる。過ちには後戻りできないものがある。権力を握った者 は、終には信念の奴隷になる。スターリンも若い時は自由でやさしい人だった。

2000年12月 昭和医大 藤が丘病院にて 福田征孜)


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円の支配者

日本を売ったらアメリカが四つ買える
そんな馬鹿な
土地バブルを起こしたのは誰か
不動産業者か 大蔵省か
ゴルフ場を欲しがったではないか
レゾートを夢見たではないか
マンションを欲しがったではないか
夢は見るものだ
皆で踊ったのだ
だが 笛を吹いたのは誰か




パサージュ琴海 美しい大村湾 3番ホールは海越へ

銀行が金を貸すからだ
貸せと笛を吹いたのは誰か
土地を担保に貸す
土地が上がればみんな幸せだった
アメリカが四つ買える 馬鹿な
一生働いても住む土地が買えない
サラリーマンは怒る

誰かが笛を吹いた
政治家も 企業も 踊った
皆で楽しく踊った
やがておかしいと気が付く
アメリカが四つ買える 馬鹿な
踊りが止むと同時に笛が止み
バブルがはじけた
土地が暴落し 借金が残った
銀行に不良債権が残った
お上が悪い 大蔵省が悪い
バブルを止めなかった怠慢
銀行が倒産し 貸し渋りによる不況



ハウステンボス   「千年の時を刻む」(神近義邦)

政治家の登場
大蔵省に任して置けない
公的資金の投入
大規模な財政支出
ゼロ金利政策
だが長引く不況
構造改革の加速
大蔵省は解体
だが 長引く不況
駄目だ 銀行が金を貸していない
ゼロ金利政策でも借り手が居ないのか
企業家の創造力が足りないのか
違う 銀行が金を貸さないのだ
借り手は沢山居る 中小企業は飢えている
銀行が貸さないのだ
銀行は政府に貸している
財政出動しても民間の資金が減る
だから長引く不況

円の支配者
日銀プリンスは知っていた
日銀窓口指導が銀行の貸出を支配
バブルの資金を流した日銀
バブルの笛を吹いたのは 日銀プリンスだ

不況を長引かせる窓口指導
ゼロ金利でも絞る貸出
円の支配者
バブルの笛を吹いた日銀プリンス
不況を続け改革を促す日銀プリンス

円の支配者の力
戦時総動員体制で確立したのだった

ヒトラーの金融支配
シャハトの信用統制を学んだ一万田
日銀の窓口指導で軍需生産を拡大したのだった
敗戦でも戦時総動員体制のままの銀行
さあー 戦後の復興だ
マッカーサーが一万田を法王にした
法王に選ばれた日銀プリンス
それは佐々木 前川 三重野
円の支配者の実力
驚異的な経済成長の立役者だ
窓口指導で生産増強に資金を集中
非生産資金を絞る
輸出主導型経済成長を実現
世界の製造業を打倒
戦争で負けて経済で勝つ
貿易黒字の増大
ウサギ小屋に住む国民


前川レポートで内需主導型に急転換
大量の資金を供給した日銀

金あまり
非生産的資金で消費を刺激
円の支配者日銀プリンスの夢
笛を吹いた日銀プリンス
それは三重野副総裁と営業局長
大蔵省から来た澄田総裁は知らなかった
だが 夢はバブルに化けた
総裁になった三重野は笛を止めた
笛を止めるとバブルがはじけた
資産インフレと戦う戦士 日銀総裁
マスコミの喝采
救世主か 責任者か

 宮崎のシーガイア

不況を長引かせたのは日銀プリンスだ
景気より構造改革だ
速水総裁でも不況は続く
アジアのバブルがはじける
IMFも構造改革を求めて引き締める
マハティールは従わなかった
信用創造で乗り切れるのだ
セントラルバンクが貸出せばよい
みんな知った 信用創造のからくりを
みんな見ている 日銀を
待っているのだ 日本経済の奇跡の再来を

リチャード・ヴェルナーの「円の支配者」を読んで感動した。金利と財政支出で経済を説明するが、銀行の貸し出し規制で資金供給量が決まる。資金は日銀が印刷するが、貸し出しが生産拡大に繋がるものであればインフレにはならない。潜在成長力に見 合った信用創造が行われるべきことが解かる。

(2001年6月 バブルは何故起ったか 福田征孜)


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八月十五日に想う

太平洋戦争は間違いだ
今 考えれば明らかに間違っている
日本は狂っていたのか
軍部に占領されていたのか
平和を守ってくれているのはアメリカだ
アメリカと戦争したなんて 狂っていたのだ
待て 本当に狂っていたのか
父は善良な人だった
だが誠心誠意戦っていた
少年の僕だって日本が正しいと思っていた
何故間違ったのか
八月十五日の疑問
あの戦争さえなければよかった
何故間違ったのか
八月十五日に繰り返す疑問




海上自衛隊 佐世保史料館

アメリカは世界平和の守護者か
パクスアメリカーナに何時なったのか
パクスロマーナを真似るアメリカ
ローマは平和を守った
ローマ市民が武器を持って戦った
ローマ市民は税の代わりに兵役があった
征服した敵に寛容だった
僅かの税を払い
平和はローマが保障したのだった
征服された部族もローマで学び
ローマ市民権を取ることができた
アメリカはローマを真似る
アメリカによる世界平和
難民を受け入れる
自由と民主主義の守護者になったアメリカ
いつからなったのか
それは日本とドイツに勝ってからなったのだ
それまでのアメリカは違う
植民地主義
帝国主義は続いていたのだ
1893年ハワイを支配
1898年米西戦争でフィリピンとグアムを領有
アメリカは内向から拡大へ
日露戦争でロシアの脅威が消えると
太平洋の覇権をめぐり
仮想敵国になった
今のアメリカと戦ったのではない
世論の国アメリカ
世論は大きく変わったのだ
秋刀魚の群れのような国民
何時も同じ方向に向く日本国民
秋刀魚の群れの方向も変わった

歴史を知らねば解からない
過去を現在で考えると解からない




島津藩 尚古集成館

東郷平八郎
世界の海軍提督
ネルソンと並ぶ提督

薩摩で西郷隆盛と同じ二才組
薩英戦争 十五歳で出陣
戊辰戦争 二十才で海戦を経験
英国に七年留学
ウースター商船学校が母校だ
購入艦比叡に乗り帰国した
仁川で排日の巨頭 袁世凱と会見 敵を知る
清仏戦争では揚子江はるか漢口まで視察
精励する東郷は気管支を病む
後輩の山本権兵衛に追いつかれる
だが 読書に励み 国際法を研鑚
呉鎮守府陸上勤務
その時 清国北洋艦隊が来航
巨大艦 定遠 鎮遠 を率いる丁汝昌
視察する東郷 不潔な甲板 恐れるに足らず
1893年 ハワイにアメリカ人ドール大統領
浪速艦長東郷 ホノルルに邦人保護に進出
正々堂々たるトーゴーは原住民の英雄になった

1894年 日清戦争勃発
朝鮮を属国視する清
日本に不可欠な朝鮮との友好
清国兵を満載した英国輸送船高しょう号
命令拒絶され撃沈した東郷
国際法にかない剛毅大胆
黄海海戦 10対10の海戦
単横陣の清国艦隊
単縦陣の日本艦隊
統率された単縦陣が圧勝
浪速で奮戦した東郷
毒を仰いだ丁汝昌
遺骸を運ぶ康済号を許す
日本武士道の名誉を上げた伊東提督


明治天皇の軍人勅諭(明治15年)

一、軍人は忠節を尽すを本分とすべし
一、軍人は礼儀を正しくすべし
一、軍人は武勇を尚ぶべし
一、軍人は信義を重んずべし
一、軍人は質素を旨とすべし



乃木希典の詩

(南山山頂)
「山川草木うたた荒涼
十里風なまぐさし新戦場
征馬すすまず人語らず
金州城外斜陽にたつ」

爾霊山(203高地)
「鉄血山を覆い山形改まる
万人ひとしく仰ぐ爾霊山」

(出師営)
「昨日の敵は今日の友」
「二人の我が子死所を得たり」

東郷は海軍大学校長 再発する病
マハンの海上権力史論を学ぶ東郷
マハンに共鳴 帝国主義のセオドア・ルーズベルト
日本を敵視するマハンの黄禍論

マカロフの海軍戦術論を学ぶ東郷
三国干渉で遼東半島を返還させられた日本
その旅順大連を租借するロシア
シベリア鉄道は旅順まで延長
義和団事件を契機に満州を占領したロシア
ロシア海軍を視察し敵を知る東郷
貪欲に襲いかかるロシア
覚醒しない支那 朝鮮
一人立つ日本
1904年2月 国交断絶 宣戦布告
連合艦隊司令長官になった東郷56才
その前は退役候補だった
東郷を選んだ山本権兵衛
国家予算の半ばを投じ 海軍を作った西郷従道


日本は戦艦六隻
ロシア太平洋艦隊七隻
バルチック艦隊八隻 合わせると十五隻
バルチック艦隊来航を4月に公表
旅順から動かない太平洋艦隊
マカロフが司令長官に
だが 旗艦ペテロパウロウスクは機雷にふれ爆沈
機雷で戦艦二隻を失うも泰然とした東郷
8月ウラジオストックへ移動する太平洋艦隊
丁字戦法で押える東郷
逃げる太平洋艦隊
追い付く東郷 必死の撃ち合い
旗艦を失い旅順に逃げ帰るロシア
黄海海戦で学びバルチック艦隊に備える東郷
旅順要塞を攻撃する乃木希典
八月から総攻撃 要塞は陥ちず死屍累々
児玉源太郎 28センチ榴弾砲を移設
12月6日 遂に203高地を占領
ロシア太平洋艦隊全滅
1月2日ステッセル降伏




三笠記念艦

ロジェストヴェンスキー率いるバルチック艦隊
喜望峰を廻り一万五千海里を越えて来る
戦艦八隻 三十八隻の堂々たる艦隊
十月半ばに出港 五月二十七日対馬海峡に至る
「敵艦見ゆ
本日天気晴朗なれど浪高し」
「皇国の興廃此の一戦にあり
各員一層奮励努力せよ」
八千メートルで敵前回頭
丁字戦法で敵の頭を押える
集中砲火を受けた先頭の三笠
並進して壮烈な砲撃戦へ
猛訓練を経た東郷艦隊が圧倒
バルチック艦隊を撃滅
ルーズベルトは云った
「世界の驚嘆事
トラファルガー沖海戦に優る
第一報は信じられなかった
日本帝国の命運を決した」
ロジェストヴェンスキーを見舞う東郷
九月ポーツマス講和条約調印
戦費借款に奔走した高橋是清
国力の限界を知る小村寿太郎の必死の努力
ルーズベルトが助けたのだった
だが 帰国した小村寿太郎に日比谷焼き討ち
秋刀魚の群れは不満だった




十二月連合艦隊解散
「百発百中の一砲は 百発一中の百門に対抗
勝って兜の緒を締めよ」
世界の被圧迫民族を勇気付けた
ネールは独立運動に
エジプト ペルシャ トルコ アラビアの独立
トーゴーは子供の名前
東郷ビールを飲むフィンランド
イスタンブールの東郷通り
イギリス戴冠式で歓迎
アメリカでの「我らの東郷」
「嬉しい嬉しい」と手を取るルーズベルト
だが
イギリス人は眉をひそめ 結局白人の幸福ではない
アメリカは対日戦争オレンジ計画を考え始めた
日本とアメリカは仮想敵国になった




佐世保海軍墓地



足柄の碑文

英霊に捧げる万葉の歌

玉ほこの道に出で立ちあしひきの
野行き山行き にはたづみ 川行き渡り
鯨魚取り 海路に出で 吹く風も
のどには吹かず 立つ波も のどには立たぬ
恐きや 神の渡りの 重波の
寄する浜辺に 高山を隔に置きて
沖つ藻を枕に敷きて うらも無く
偃せる君は 母父の愛子にあらむ
若草の妻もあらむ 家問へど
家道もいはず 名を問へど 名だにも告らず
唯が言を いたはしみかも とい波の
恐き海を 直渡りけむ


反歌

母父も 妻も子どもも 高だかに
来むと待つらむ 人の悲しさ
浦波の来寄する浜に つれもなく
偃せる君が家道知らずも

昭和天皇 裕仁親王
東郷はご学門所総裁
乃木は学習院長
深く倫理を学び歴史観を持つ天皇
イギリスに親近感
独伊を信頼しなかった
戦争を止めることができたのに
何故 開戦を阻止できなかったのか
立憲君主として自己規定されたのだった
臣の奏請を受けて裁可するのみ
だが 輔弼の臣たる近衛文麿に責任意識が無かった
ご聖断は逸脱
逸脱したのは2回だけだった
それは 2.26事件と終戦の時
西南戦争の反省
政治が武力を利用する危険
統帥権を内閣から独立させたのだった
統帥権は天皇に
だが 帝国陸軍は独走する不忠の集団
結果としてファシストと見られた苦脳

津田左右吉は云う
天皇は戦前でも象徴だった
大和朝廷以来そうだった
輔弼の臣、幕府が統治した
軍は予算がないと動けない
予算は閣議が決め議会が承認する
天皇は拒否できない
拒否すれば立憲君主ではない
天皇親政では無かった
軍に押された近衛文麿の拡大予算
天皇を利用した軍
優等生の東条英機は実行者だった
煽動したマスコミ
秋刀魚の群れのような国民
秋刀魚の群れは戦争に向かっていた

近衛文麿の大政翼賛会
天皇のために死んだ国民
靖国神社に神と祭られた
国民の血の一滴まで戦うと
美学に脱した陸軍
聖断による終戦
天皇は一身を投げ出し国民を助けた
マッカーサーが感動し 歴史が認める
天皇は民族統合の象徴

第一次世界大戦
それはヨーロッパの恐ろしい絶滅戦争だった
日本は戦勝国だが絶滅戦を経験しなかった
特需景気でバブルを経験
ベルサイユ体制は欧米列強の都合
ワシントン体制
ロンドン海軍軍縮
遅れた日本は敗戦国だった
法外な賠償金をドイツに課した
パクスアメリカーナではなかった
戦後の不況
関東大震災
ニューヨーク株式大暴落
世界恐慌
1931年満州事変勃発 翌年満州建国
1933年ジュネーブ国際連盟で松岡洋右の熱弁
松岡はアメリカで苦学しオレゴン大卒
アメリカは第二の故郷だ
脱退に至り傷心して帰国した松岡
だが 英雄として歓迎した国民
秋刀魚の群れは「我は我なり」に勢いづいた
石原莞爾は満州事変を不況対策に
アメリカではニューディール政策
ドイツではナチズムの目覚しい成功
天皇の親政を目指し青年将校は暴走した
君側の奸を除け
テロの恐怖におびえる政治家
ズルズルと奈落へ
1941年9月御前会議
「四方の海 みなはらからと思ふ世に
など波風の 立ちさわぐらむ」
明治天皇の御歌を詠まれ
平和方針を明確にされた天皇
だが 近衛らは開戦スケジュールを決めた




鹿屋海軍特攻史料館

1939年 ドイツ軍の電撃作戦
1940年 日独伊三国軍事同盟
続いて日ソ不可侵条約を結んだ松岡洋右
だが ドイツはソ連に侵攻した
三国同盟締結は松岡洋右「一生の不覚」
「これで国民がさぞ難儀するだろうね」
天皇のお言葉に気を失う近衛

チャーチルがアメリカに助けを求める
だが アメリカ世論は派兵に反対
ルーズベルトは日本に先制攻撃させ
アメリカ世論を燃えあげる戦略
マッカラムの戦争挑発8項目を決定
石油禁輸 ハルノート は最後の項目だった
マッカラムは長崎生まれ
アメリカは見事な電波傍受体制
日本の暗号は解読していた
日本艦隊の単冠湾集結を探知していた
日本艦隊は完全なる無線封止をし
ひそかに真珠湾を目指した
だが 南雲司令長官はおしゃべり電波を出していた
アメリカは艦隊の動きを探知
ルーズベルトは航海禁止海域を指定
商船の通らない真空の海を作った
真空の海を行く日本奇襲艦隊
真珠湾にはアメリカ太平洋艦隊が停泊
船齢の古い戦艦だ 航空母艦は逃がした
それは おとりだった
だが キンメル太平洋艦隊司令長官は知らなかった
キンメルは偵察飛行も制限された
総てはルーズベルトの戦略
ルーズベルトの欺瞞の日々
明確な奇襲攻撃が世論のために必要だった
1941・12・8 真珠湾奇襲攻撃
秋刀魚のむれのような国民
秋刀魚のむれは一瞬輝いた
ルーズベルトは議会で演説 アメリカは参戦
喜んだチャーチル
だが 予想を越える犠牲者2400名
議会はルーズベルトと海軍の倫理を追及した

野村駐米大使の開戦通告が遅れた
アメリカは日本の訓令を解読していたのだった
だが 「だまし討ち」の汚名が残った

太平洋戦争は情報戦争だった
インテリジェンスを軽視した日本
戦略的なアメリカ
犠牲は余りにも大きかった
倫理を追求するアメリカ
仕方なかったとする日本
秋刀魚の群れ 皆でやったのだ
誰が責任者か解からない
負けた責任を追及しないのはローマと同じだ
ローマは寛容だった




知覧陸軍特攻記念館

この涙 むなしくたくわえて もらすときなし


2001年の8月15日は小泉首相の靖国神社参拝問題でもめた。教科書と合わせて歴史認識を中国、韓国から問われた。私は子供の時であったが、満州に住んだり、 東京空襲を体験し、出雲の飛行場で特攻出撃を見送ったり、玉砕、原爆、玉音放送をラヂオで聞いた。父は忠誠心の優れた軍人だった。私の名前の征孜(せい じ)は板垣征四郎の征である。小沢征爾(せいじ)は同じ征と石原莞爾の爾である。生まれた時代が戦争の時代であった。

1995年に戦後50年を記念して、長崎復活コンサートを小沢征爾指揮で浦上天主堂で開催した。バッハの「アリア」で静かに祈り、マーラーの「復活」に感 動した。人類はこれほどまでに美しく魂を歌っていたのに、20世紀の殺戮戦争を起こした。何故愚かな戦争をしたのか?広島、長崎と原爆都市で生活した。知覧特攻記念館、鹿屋、佐世保の海軍史料館、三笠記念艦などを訪ねた。常に残る疑問だった。

たまたま読んだ、岡田幹彦著「東郷平八郎」、「乃木希典」、山本七平著「昭和天皇の研究」に司馬遼太郎などを重ね、文芸春秋「20世紀日本の戦争」 (1999・12)で解釈して日本側の真実が解かったような気がしてきた。そこえロバート・B・スティネット著「真珠湾の真実」を読んで驚いた。いずれも 平成になっての新しい本である。感動が醒めないうちに書き下した。靖国神社には東郷平八郎、乃木希典は戦死でないので祭られていない。

(2001年8月 何故戦争をしたのか 福田征孜)

文芸春秋戦後60周年総力特集(2005)に次男近衛通隆氏が父文麿のことを書いておられる。「総理として戦争の不拡大方針を唱えてきた自分(近衛文麿)が東京裁判で証言すれば、最終的な戦争責任は、軍の統帥権を持っていた天皇陛下にたどりついてしまう」とジレンマに苦しんでいた。巣鴨に出頭する朝、服毒自殺された。仏壇には「黙」の一字を刻んだ。

「昭和史」(半藤一利、2004)は人物史である。教訓として、国民的熱狂を作ってはいけない、観念論に流されてはいけない、陸軍大学卆のタコツボの弊害、国際常識を学べ、など。悪かったのは、勝手に事を起した陸軍だ。私の名前の一字をくれた板垣征四郎は満州事変を起した男だ。当時の政治家にも良識派は居たが、起ったことは止むなしと妥協した。命がけで止める勇気がいる。
海軍中枢にいた人たちの反省、「やましき沈黙」が組織を支配していた。

金ワンソプ著「親日派のための弁明」で、朝鮮と台湾を日本が統治した当時の実態を知った。遅れていた近代化を、日本が資金と人材を投入して実現したのだっ た。日本の果 たした役割を正当に評価する必要がある。「進歩史観」参照。

「日中戦争真実の歴史」(黄文雄、2005.6.30)で、「日中戦争は中国内戦への日本の人道的、道義的介入だった」、日本は大量の清国留学生を受け入れた、1905年8千人、1906年1万人、マッカーサー「太平洋において米国が犯した最大の政治的過ちは、共産主義者を中国において強大にさせたことだ。日本が戦争に飛び込んだ動機は、大部分が安全保障の必要に迫られてのことだった。」(1951、軍事外交委員会証言)、毛沢東「何も申し訳なく思うことはない。日本軍国主義は中国に大きな利益をもたらし、中国人民に権力を奪取させてくれた。」(1964)、盧溝橋事件(1937.7.7)の引き金となった銃弾は共産党の撃ち放ったものであるのは常識(劉少奇の自慢話)、李登輝「中国は、騙したり騙されたりする歴史社会」、中国は「弱者には残虐で強者には従順」、中国の惨状は三国志よりひどかった。父が支那語教育隊長として北京に駐屯した時に歓迎された話を思い出す。

「ナガサキの郵便配達」(ピーター・タウンゼント著、1984、 復刊2005.8)を桑田冨三子さんから借りて読んだ。タウンゼントはマーガレット王女との世紀の悲恋で知られたイギリス空軍のエースで歴史作家。 谷口稜嘩(スミテル)さんの実体験が描かれ、原爆の恐ろしさを知らされた。歴史は権力者によって動く。原爆投下を命じたトルーマン。タウンゼントが書いたから欧米の上層部は読み、核廃絶に影響を与えたかも知れない。テレビに谷口さんが国連などで訴えておられる姿が写った。しかし、戦後60年の今日国際世論は混迷している。国連に理念が無く、ひとりアメリカが理念を云い、多くの国が批判ばかりしている。国連よ、世界よ、理念をもて。犠牲は余りにも大きい。(2005年8月15日)

昭和天皇が死去前年(1988年)に語られた「私は或るとき(1978年)にA級が合祀され、その上松岡(元外務大臣で病死)、白取(元駐伊大使)までもが、筑波(靖国神社宮司)は慎重に対処してくれたと聞いたが、松平(松平慶民宮内大臣)の子の今の宮司(松平永芳)はどう考えたのか、易々と。 松平は平和に強い考えがあったと思うのに、親の心子知らずと思っている。だから私あれ以来、参拝していない、それが私の心だ。」(富田宮内庁長官のメモ、2006.7.20公表)

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人口爆発

地球人口が60億人を越えた
100億人になる
だからエネルギーを準備しなければならない
待て 話しが逆ではないか
エネルギーを手に入れたから人口が増えたのだ
エネルギーが減れば人口は減るべきだ
草が増えたから太陽に強くなれは無いだろう

江戸時代の人口は3000万人
平安時代には未開の土地があった
開墾して人口が増え武士が登場した
やがて人口増加に食料が追いつかなくなる
人口を増やさない文化になった
それは禅
土地の無い男を修行に追いやった
わび さび 禅 それは省エネの文化だ
平和な江戸時代
津ず浦々に人が住む
これ以上の人は喰えない
間引きが行われたのだった
日本の人口は3000万人だった
それなのに今 一億二千万人
東京圏だけで3000万人
輸入したエネルギーが支える人口だ
なのに少子化対策を叫ぶ
止めろ
人口を増やすのは止めろ
エネルギーの保証が無いではないか

エネルギー消費
人の基礎代謝2000キロカロリーと比較
原始時代は 1 だ
家畜と暮らすようになり数倍になった
牛馬による農耕
馬による移動
水力の利用
風力の利用
長い間 基礎代謝の数倍だった
増えたのは産業革命以後だ
石炭エネルギーの利用
石油エネルギーの利用
原子力エネルギーを手に入れた
日本とヨーロッパは基礎代謝の40倍になった
後進国は数倍から10倍だ
アメリカだけは80倍だ
豊かになった
だが人類は同時に人口を増やした
10数億人から60億人になった
相乗してエネルギー消費は爆発した
地球環境問題の発生


炭酸ガスによる地球温暖化
環境保護主義者が叫ぶ
炭酸ガスが増えると
地球は温室効果で暖かくなる
極地の氷が溶け 水位が上がり
サンゴ礁の国が水没する
炭酸ガスを出すな
待て 科学的にそうなのか
暖かくなって良くなる北の面積の方が広くないか
騒いでいるのは社会活動家ではないか
南北の対立
大企業を敵と見てないか
科学の問題は科学者に言わせろ

人口を爆発させ
エネルギーを用意せよ
炭酸ガスは出すな
原子力反対
都合の良いことを叫ぶ社会活動家
ジャーナリズムの編集長も社会部だ
炭酸ガス排出をエクストラポレートする
大企業が困る記事を載せる
大衆は環境保護主義者になった

地球の歴史を見たか
地球は46億年前に誕生
太陽は暗く7割の明るさだった
地球は水惑星
海と炭酸ガスに覆われていた
温暖で海は凍らなかった
玄武岩が再溶解され軽い花崗岩が生成
マントル対流により大陸が誕生
炭酸ガスは炭酸カルシュームとなり海底に沈殿
プレートの移動で大陸の石灰岩に
大気の炭酸ガスは大陸に取り込まれた
下にもぐった炭酸カルシュームは再び火山ガスに
炭酸ガスは1気圧以下 温暖な大気になった
大陸から大量のリン酸が海に流れ出した
海洋での光合成生物の大爆発
地球は炭酸ガス大気から酸素大気に変った
それは30億年前のことだった
温暖な水惑星から寒冷な大陸になった

太陽の光が強くなる
炭酸ガス大気だと地球は沸騰する
酸素大気が地球を守ったのだった
大陸の分裂と集合
水惑星的時代と大陸的時代
2から3億年の周期で繰り返してきた
1億年前の白亜紀
温暖化し恐竜が繁栄していた
新生代から今日
ヒマラヤ山脈ができ
アルプス山脈ができ
南極と北極に氷がたまる
寒冷化し大陸氷河が発達した時代
炭酸ガスが非常に少ない時代に居る人類

地球の自転の歳差運動は周期2万年
地球軌道の傾斜角の変動周期4万年
地球軌道扁平率の変動周期10万年
北半球の日射量が変動する
ミランコヴィッチの曲線が
氷期を説明する
65万年前のギュンツ氷期
50万年前のミンデル氷期
40万年前のリス氷期
10万年前に始まり1万年前に去ったビュルム氷期
1万8千年前は気温が5~10度C低く
海水位は100メートル以上も低かった
間氷期に居る人類
5千年前の縄文時代
気温が1度C高く海水は2~3メートル高く
縄文海進では海岸は100キロメートル内陸だった
我々は次の氷期に向かっているかも知れないのだ

海水の水位はサンゴを調べると解る
サンゴが炭酸ガスを炭酸カルシュウムに固定
カルスト大地はサンゴの死骸だ
炭酸ガスが固定されて岩石になった
水位が上がるとサンゴは成長する
下がるとサンゴは侵食される
サンゴ博士は言う
1万3千年前水位は100メートルも低かった
1年に15ミリメートルずつ上昇し
7千年前に現在の水位を越え
6千年前は2.5メートル高かった
氷河が溶けた縄文海進だ
3千年前に今の水位に落ち着いた
これから上がるのか下がるのか
環境保護主義者の言うべきことではない
科学者に言わせろ

炭酸ガスの濃度
それは わずか0.03パーセント
石炭紀、白亜紀では0.2パーセントあった
植物は弱っている
植物が弱れば 人類は生存できない
炭酸ガスを固定するサンゴは敵だ
絶滅すべきはサンゴだと言う人も居る
だが 環境保護主義者は言う
炭酸ガスを増やすな
サンゴ礁が水没するではないか
どちらが正しいのか


世界の環境保護主義者が言う
このまま経済成長すると
炭酸ガス濃度は今世紀末に3倍になる
本当か
炭酸ガス発生の源
それは化石燃料
石油 天然ガス タールサンド 石炭
化石燃料は有限だ
石油 天然ガス は50年
石炭は一桁多い
それらを一度に燃やしても
炭酸ガス濃度は2倍にしかならないと言う
エクストラポレートは架空の空論だ
環境保護主義者に都合の良い空論
アメリカは同調しない
科学者の意見を聞け
化石燃料は有限だ
本当に無くなるのだ
メタンハイドレートの発見
天の恵み
化石燃料は大切にしなければならない
省エネルギーこそ必要だ
人口爆発こそ問題だ
環境保護主義者は人口爆発抑制に取組め


人口爆発
文明の対立は 人口爆発が原因だ
ハンチントンは言う
15歳から24歳までの仕事につかない若者
若者が人口の20%を越えると戦争を起す
イスラムの人口爆発
人口が爆発し失業者があふれている
仕事のない若者は戦争をする

イスラムの復興
戒律を守る運動
禁欲的な規律社会をめざす
宗教的福祉国家 をめざす
イスラム原理主義運動
学生組織を支配
踏みつけられ 行き場をなくした人びと
弱者のビタミン
神の復讐
イスラミン・ビン・ラディン
イスラム復讐の鬼になった
タリバンのアフガニスタンに匿われ
テロリストを養成
アメリカに自爆テロで復讐した

ブルカをかぶったイスラムの女性
家の中で子供を産む
ラディンの父はサウジの富豪 50人の子持ち
ラディンは17番目の息子だ
女性も外で働くべきだ
女性が働く国では人口は安定する
中国は毛沢東の時に人口を爆発させた
人民を戦士と考えたのだった
今の中国は一人っ子だ
中国は覇権主義にはなりえない
イスラム国の女性の開放にこそ
社会活動家は取組め
環境保護より先にやるべきことではないか


豊かになれば人口は増えなくなると言う
だからエネルギーを用意せよ
それは責任逃れの甘い話
エネルギーを手に入れたら
人口を増やしたのが人類の歴史だ
エネルギーは有限だ
エネルギー争奪の戦いが起るぞ
エネルギーが無くなると
エネルギーが高騰する
貧しい国は買えなくなる
貧しい国は人口を増やすな
エネルギーが無くなると危ないではないか

先進国は大丈夫か
アメリカの消費を半分の40倍に下げるべきだ
留守中は空調を止めよ
日本を見習え
エネルギーは本当に無いのか
原子力は駄目か
ウラニューム235だけを利用する軽水炉
日本の電力の30%を支える
だがウラニュウム235は天然では0.7%
残りはウラニューム238だ
ウラニュウも石油並に有限だ
235だけでは原子力エネルギーも有限だ
今のままでは原子力も無くなる
だが238はプルトニュウムにして燃やせる
軽水炉の50倍以上のエネルギーだ
高速増殖炉への期待
高速増殖炉は物理学から工学の段階だ
スーパーフェニックスは百万キロワット
だが フランスはトラブルで廃止した
日本の実証炉 文殊も事故で中止
アメリカは止めたのではない
経済的に必要になれば建設する
出番を待っているのだ
新しいエネルギーは高度な技術が必要だ
先進工業国は生き残る


人口爆発は社会問題だ
エネルギーは解決にならない
解決はイスラムの女性解放
社会活動家がやるべきことだ

科学技術の国アメリカ
南極の氷をボーリングし調査する
やはり炭酸ガスは問題だ
産業革命までは一定だった
100年の変化
炭酸ガスが30%増えた
気温が1.1度C高くなった
海水の水位が11センチメートル上昇した
何故か
温室効果は極地の方が大きい
極地の温度は10度Cも上がった
氷が溶けて激しく流れている
極地の塩分濃度が薄くなり海水の沈み込みが弱くなった
深層海流の流れが弱くなる
海水温度が局所的に高くなる
サンゴが死に白化した
炭酸ガスの吸収力が減っている
人類が森林を無くしたのが問題だ
人間が自然を破壊した罰
人口爆発させた罰が下る
待ってくれ 償いはできないか
森林を回復させればよくなる
<



1992年に東京で開催された世界エネルギー会議で、私は「RDF(ゴミ燃料)発電」を発表 した。その時人類のエネルギー消費を人間の基礎代謝に対する倍数で表し、同時に人口の推移を調べた。一人当たりのエネルギー消費の増大と人口爆発が相乗し て地球環境問題を起こしていることを知った。炭酸ガス問題は益々盛んに議論されるが、政治家や社会活動家などの声が強く、科学者の議論が表に出ない。地球 の歴史は、温度も水位も大きく変動し、炭酸ガス濃度は元々高く、人類は炭酸ガス濃度が低い時代にあることを知っているだろうか。炭酸ガスが増えても地球の 歴史の少し前に戻るに過ぎない。平朝彦「46億年の歴史の中で地球環境を考える」(FUJITSU飛翔1996No.25を読んだ。科学者に研究しても らうべき問題だ。サンゴの研究は琉球大学がやっている。「太平洋沈んだ大陸」(木村政昭)は面白い。燃料協会誌第70巻第1号(1991)「化石燃料の資源量と炭酸ガス問題」によると、化石燃料は環 境保護主義者が騒ぐほど地球上に存在しない。
サミュエル・ハンチントン著「文明の衝突」を読み人口爆発こそ問題と思っている。9月11日のアメリカに対するテロ事件に触発され、書き下ろした。

(2001年10月 テロの遠因を考える 福田 征孜)

国連の人口予測は毎回下方修正され人口爆発は解決に向っている。途上国の人口爆発問題はラジオ、テレビの普及により改善している。女 性の教育と社会進出に取組むべきだ。

2003/4小泉内閣メルマガへの堺屋太一氏の寄稿「人口減がルネッサンスを生んだ
1340年にはイタリアの人口は930万人だったが、1500年には550万人になっていたという。160年間に約4割の減少である。そしてその間に、 ルネッサンスの文化が花開いたのである。人口が減少すると、人々は生産性の低い土地を捨て、生産性の高い分野に集中した。このため一人当たりの所得は向上、工芸品を購入する余裕が生まれ、教会などへの献金も増えた。商工業の繁栄を生み、やがてはラファエロやミケランジェロが絵筆を振う華麗な文芸を築き上 げたのである。

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スーパーテクノロジーの悪戯

世界史の興亡
それはスーパーテクノロジーの悪戯
スーパーテクノロジーは
エネルギー利用の画期的技術
国民経済を牽引し
ネットワークを実現し
膨大な財貨の取引をもたらした
それは超技術
蒸気機関、内燃機関
そして原子力、コンピューター
帆船、鉄道、自動車、が世界を変えた
インターネットが世界を変える
それは模倣で始まり創造が加わる
欲深き人間がバブルを起こし、崩壊する
超技術に乗った覇権国家の興亡
興亡は超技術の悪戯


 

リーフデ号(ハウステンボス大航海体験館)

帆船による大航海時代の覇者スペイン
商人で栄えたオランダ
植民地時代の英国の繁栄とバブル
鉄道帝国主義に挑戦するドイツ
第一次世界大戦による破壊
ロシアは社会主義国家になった
おくれて強くなる日本
繁栄する自動車の国アメリカとバブル
世界大恐慌に苦しむ人々
ドイツはナチスが支配した
第二次世界大戦による破壊
ドイツもヨーロッパも日本も破壊された
アメリカだけが繁栄する
戦後のドル経済による復興
石油ショックで強くなる産油国 中東とロシア
冷戦の軍拡競争の加熱 巨大な無駄
石油価格の下落 行き詰まるロシア
ソビエトの崩壊
グローバル経済社会の到来

支配したのは政治だ
イザべラ女王によるコロンブスの冒険
鉄製の大砲でスペインの無敵艦隊を破り
エリザベス女王の英国が世界の海を支配
ヴィクトリア女王の大英帝国
アメリカの独立
フランス革命
明治維新で日本が登場
ビスマルクによる帝国主義
レーニンの共産主義革命
スターリンの共産党独裁
ヒットラーのナチズム
日本陸軍による支配
力の政治が経済と人権を蹂躙
チャーチルによる正義の快復
アメリカによる自由と民主主義へ

いや 動かしたのは経済だ
金本位の商業の繁栄
スペイン帝国は金を求めて大航海
オランダ、ロンドン商人による株式会社
オランダの投機熱 チューリップバブル
貿易利益を造船と製鉄に注ぐ英国
海軍力増強
資源の限界 経済不振と財政破綻
借金を株主に転嫁した南海バブル
産業革命による英国の再生
重商主義による機械と職人の独占
搾取される労働者
資本主義のバブルと世界恐慌
マルクス主義経済による革命と計画経済
帝国主義経済の争い
全体主義経済からの挑戦と破壊
アメリカの自由主義経済による世界の復興
戦時総動員経済体制による日本の復興
輸出主導型経済による世界進出
内需主導経済への転換が金余りバブルを招く
バブルの崩壊
グローバル経済に向かってどおするか

支配したのはエネルギーだ
風力と水力の時代
石炭による蒸気機関車の時代
石油による自動車社会の到来
原子力エネルギーを手に入れた

本当はスーパーテクノロジーの悪戯だった
帆船が大航海時代を作った
蒸気機関が産業と社会を変えた
鉄道の建設が帝国主義をもたらした
自動車が世界戦争を大きくした
原子力爆弾の脅威が冷戦時代を支配
エレクトロニクスが豊かさと貿易を拡大
インターネットがグローバル社会を作る



イージス艦aegisはギリシャの神の盾
飛来する複数の敵を迎撃ミサイルで撃落とす専守防衛の護衛艦だ


スーパーテクノロジーを生んだのは科学者
育てたのは経済
利用したのは政治家
幸せになった人 苦しんだ人
経済はお天気だ
天気がよくても技術がなければ育たない
政治は風向きだ
主役のスーパーテクノロジーの悪戯だ

人には進化するスピリットがある
スピリットは常に高度なものを求める
人には欲望がある
欲望は利益を求める
利益を得たときに何を求めるか
支配欲から軍備を拡大した
軍備の最後は破滅だ
止めろ
覇権主義は止めろ
利益を得たら豊かになれ
皆が豊かになれば幸せになる
豊かになろうとしてバブルを起こした
バブルがはじけたが幸せになれるか
安くて何でもあればよいではないか
それがネットワーク社会だ
インターネットがそれを実現するか
経済の魔物はもう出なくなるか
バブルを起こさない経済は学んだな
政治と経済と技術が調和した社会が来るか
構造改革が必要だ
地球上には考えの違う宗教がある
文明の対立がある
貧しい人が沢山いるのは問題だ
地球人口が増えすぎるのは問題だ
資源は有限だ
資源の獲得競争は続く
生存をかけた争い
スーパーテクノロジーの悪戯
悪戯が消えるには問題がありすぎる
悪戯をするには地球は小さすぎる

常深康裕著「スーパーテクノロジー」を読んで感動した。経済が世界を動かす本は多いが、私には経済は天気予報のようなもので、技術が起爆剤と 思っていた。そこに、本書が出た。いままで、ドラッカーにしても、ヴェルナーにしてもドイツ人である。日本人の、日立の人が膨大な資料に基づいて技術と経済、政治、経営などを統合して世界の興亡を解き明かしたことは素晴らしい。待っていましたと云う感じである。愚者は体験に学び、 賢者は歴史に学ぶ、科学技術は未来を拓く。

(2001年7月 八丁地隆氏より恵贈され 福田征孜)



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物理学の世紀

二十世紀は物理学の世紀だった
物質は原子からできている
原子の扉を開き
原子力エネルギーを手に入れた
電磁気の応用は素晴らしい
コンピューターと情報通信が世界を変える
遺伝子情報 DNAの解読が進む
遂に生物進化の扉を開けた
再び宇宙の神秘に目を向ける 
宇宙は膨張している

人類は夢を実現した
ハイテク工場が稼動する
医療だってハイテクだ
生活だってハイテクだ
全ての根底に物理学がある

MRI
量子論と相対論が車の両輪
量子論が光と電子を解明
アインシュタインの相対論が時空を説明する
質量とエネルギーの変換式
物理学はものの見方を探求する
物理学には知の力がある
物理学は新たなテクノロジーを実現し社会を変える

物理学が進歩を促す
工学が応用する
物理学が育てた技術者が実現する
製品の流通は経済
利用して豊かな暮らしが実現した

物理学者は目立たない
物理学者は素粒子理論に没頭する
物理学者は宇宙に目を向ける
知的感動が生き甲斐だ
真理を知る歓び
人類は愚かな観念で過ちを繰り返してきた
物理学の真理を知るべきだ
宇宙は140億年前に
無からビッグバーンにより生まれた
信じられるか
だが 生まれて間もない宇宙の光は
時空を越えてマイクロ波になっている
観測して宇宙開闢の姿を描いた
小さな人間の脳が
大きな宇宙を想像し観測する
宗教より感動的だ
アインシュタインは無神論者
遺灰はデラウエア川に流したのだった


生れて30万年の宇宙の写真(
APS(アメリカ物理学会)の A Century of Phyisicsより)

二十世紀の幕が開いた時
人類はまだ古典力学の世界に居た
ニュートンは元禄時代の人
万有引力の法則や古典力学を完成した
だが 光が解からなかった
スリットからの光が干渉縞を作るだから光は波動だ
だが 波動を伝えるエーテルは見つからなかった

古代ギリシャ時代のマグネシアの石
1世紀の中国で磁石が南北を指す
11世紀には羅針盤ができた
紀元前に琥珀が糸くずを引き付ける
古代ギリシャで琥珀はエレクトリクスだ
18世紀前半に陰極線を発見
1831年ファラデーは云った
電荷によって変化した空間を電場
磁石によって変化した空間を磁場
磁場の時間的な変化が誘導電流を生じる
電磁誘導の法則が
発電機と変圧器を実現し
電気時代の幕を開いた

1864年マクスウエルが電磁波を予言
電磁波は電荷の束縛から離れ
自由に空間を伝わるはずだ
速度は光の速度と同じはずだ
だから光は電磁波だ
速度は波長にかかわらず一定のはずだ
予言から24年目1888年にヘルツが電磁波を実験
1899年マルコーニがイギリスとフランスを無線通信
1901年にはイギリスとカナダで成功
無線通信の扉が開いた
速度を実測したのはマイクロ波で1950年だ

金属に光を当てた光電効果
光を強くすると飛び出す電子の数が増える
だが 飛び出す電子のエネルギーは大きくならない
光が波なら振幅が大きければ
強いエネルギーを持つはずだ
波では説明がつかない謎だった
1905年26歳のアインシュタインは光を粒と考えた
強い光は粒子が多い
だから飛び出す電子の数が増えるのだ
光のエネルギーは波長が短いほど大きい
光量子論の誕生

同じ1905年にアインシュタインは
特殊相対性理論を書いた
マイケルソンとモーリーが計った光の速度
地球の公転速度は秒速30キロメートル
だが光の速度は座標の移動に関係なく一定だ
アインシュタインの発想の転換
「光速度不変の原理」と考えよう
一定速度で運動する物体に対して
すべての自然法則が同じになる
これが「アインシュタインの相対性原理」だ
二つの原理から導かれる驚くべき世界
光速に近い運動をする力学では
物体の長さが縮む
時計が遅くなる
質量が増す
質量とエネルギーは等価だ
これを理解できる人は世界に数人とはいないだろう
だが全て実証されたのだ

紀元前デモクリトスは究極の物質はアトムと言った
物質は分子でできてている
分子は原子アトムでできている
原子は原子核の周りを電子が回っている
原子核は陽子と中性子でできている
原子の大きさとは電子の軌道まで
原子核を1ミリメートルとすると
電子の軌道は100メートルだ
原子はすかすかだ
1895年レントゲンがX線を発見
1897年トムソンの真空管
1898年キュリー夫人が放射能を発見
ボロニウムは崩壊して鉛になる
電子が単独で計られたのは1911年
陽子の発見は1920年
電子は陽子の1800分の1の質量だ

1871年メンデレーエフの周期律表
似た性質の元素が周期的に現れる
電子の軌道があり入る電子の数は決まっている
内側から2個 8個 18個 32個まで入る
一番外側の電子の数が性質を決める
外側の電子を価電子と呼ぶ
アルカリ金属は価電子1
ハロゲン族は価電子が空席1
不活性ガスは価電子が満席だ
価電子が軌道から離れるとプラスイオンに
空席に電子がくっつくとマイナスイオンに
イオン結合は電気的に引き合う
価電子を共有する強い結合
ダイアモンドは共有結合
金属結合は自由電子を共有する
ポーリングは説明する
すべての化学結合は量子力学的共鳴だ
電子の交換力による結合
電子共鳴だ

最初に原子の存在を証明したのはドルトンだった
化学反応では
1774年ラボアジェの質量保存の法則
1799年定比例の法則
1802年ドルトンの倍数比例の法則
原子がそれぞれ質量を持っていれば当然だ
1811年アボガドロの法則
同じ圧力温度の気体の分子の数は同数だ
分子は熱により固体 液体 気体に相転換する
熱を加えると分子から原子に分かれる
活性化して化学反応が進む
更に活性化すると
原子は電子と陽子に分かれプラズマになる
それから先は原子物理学の世界だ

19世紀溶鉱炉の温度は光で測った
光の電磁波スペクトルはプランク分布をしている
ガラス管に気体を入れ電子を打ち込むと
水素ガスは青紫がかった白い光
ナトリウムガスは黄色
ネオンガスは赤い色
原子特有の電磁波の波長分布線スペクトルがある
1884年原子からの波長の不思議な関係式を
パルマーが発見
1900年プランク定数の発表
1903年長岡半太郎が原子の土星型モデルを提案
1911年ラザフォードが高速の電子を原子にぶつけ
原子核の存在を確かめた
電子は原子核の周りを回っている
なぜ電子は電磁波を出さずに安定しているのか
1913年ボーアが考えた
電子の軌道半径は特定の値しか取れない
軌道半径の順番にエネルギーが決まる
電子が軌道半径を飛び移るとき電磁波を出す
パルマーの関係式の原因は軌道が飛び飛びだからだ
1926年シュレディンガーの波動方程式
電子の軌道が飛び飛びなのは
電子が波動しているからだ
光のエネルギーを吸収し電子は高い軌道に励起される
吸収線で元素が分かる

量子力学を確立したコペンハーゲン学派
ボーアの元に集まった若者
1924年パウリの原理
1927年ハイゼンベルグの不確定性原理
ディラックは云う 
ハイゼンベルグとシュレーディンガーは同じだ
アインシュタインは嫌った
神はサイコロをふらない
量子力学は東洋神秘主義に似ている
ボーアの紋章は太極図だ

フェルミが核分裂の発見
減速された中性子は核によく吸収される
ウランは中性子を吸収して真っ二つに分裂する
分裂で中性子が2~3個放出される
連鎖的核分裂の可能性
ヒットラーが原爆を手に入れる危険がある
1939年ルーズベルト大統領への緊急レター
アインシュタインも署名した
オッペンハイマーのマンハッタン計画が始まった
1942年フェルミは原子炉で連鎖反応を実現した
1945年人類最初の核爆発
E=M
×C2乗のエネルギーだ
原子力エネルギーの扉が開いた
アインシュタインは核兵器の人類的脅威を訴えた
原子力発電が日本の電力の30%を賄っている

電磁波の発生は多様だ
荷電粒子が急に動くと電磁波が出る
シンクロトロン放射だ
荷電粒子がぶつかって跳ね返されると電磁波が出る
電磁波が投げ出される 制動放射だ
陰極線がガラスの原子内の電子をはね飛ばすと
透過力の強いX線が出る
水中では光は秒速22.5万キロメートル
荷電粒子がこれより速く動くと
電磁波が剥ぎ取られる チェレンコフ放射だ
ニュートリノが水槽でぶつかりチェレンコフ放射を起す
高温物体が出す光は電磁波だ
原子核から出るガンマ線は電磁波だ
分子から出る光やマイクロ波は電磁波だ
励起状態の電子に光を与えると
同じ波長の電磁波が出る
誘導放出で レーザー光線ができる

電磁波は波長により
ガンマ線
X

紫外線
可視光線
近赤外線
遠赤外線
電波

電波は波長により
サブミリ波 距離計に利用
ミリ波EHF 宇宙通信・無線航行
センチ波SHF レーダー
極超短波UHF テレビ・宇宙通信・携帯電話・電子レンジ
超短波VHF テレビ・タクシー無線・FM放送
短波HF  国際通信・標準電波・アマチュア無線
中波MF ラジオ
長波LF 航空機
超長波VLF 船舶向け
放送衛星は3万6千キロの上空だ

半導体の誕生
シリコンは外側の価電子が4個
共有結合し自由電子は無い
リンは価電子が5個
シリコンとリンが共有結合すると電子が1個余る
ホウ素は価電子が3個
シリコンとホウ素が共有結合すると空席ホールができる
電圧をかけると自由電子とホールは流れる
自由電子が流れるのがN型半導体
自由ホールが流れるのがP型半導体だ
N
Pを接合すると空乏層ができる
N
Pを接合したダイオード
PNP
NPN接合でトランジスタができた
真空管の発明は1904年にフレミング
トランジスタができたのは1948年
自由電子と自由ホールが移動する
電子とホールが合体すると電磁波がでる
発光ダイオードだ
光を共振させる半導体レーザー
光の粒子が衝突すると
ホールから電子が飛び出すフォトダイオード
太陽電池は同じだ
量子力学のトンネル効果 1957年江崎ダイオード
マイクロ波ダイオードを実現した
電界効果トランジスタ
瞬時にONOFFする
半導体メモリー
集積回路IC
ULSI
は1センチ四方に1000万個の素子

水素原子核の磁石の方向は電磁波と共鳴する
磁気共鳴イメージMRIの実現
走査型トンネル顕微鏡STM
コンピューター断層写真CT
陽電子放出断層写真PET
超伝導量子干渉デバイスSQID
電荷結合素子CCDによる光量子検出
誘導放出によりレーザー光を実現
高温超伝導現象の発見
物理学が物質科学を拡大する
X
線イメージによるDNA二重螺旋の発見
生物進化の扉を開ける

1910年スライファーは銀河の光を分光し
赤方偏移を発見した
水素やナトリウムの出す波長がずれている
ドプラー効果で考えると
銀河は遠ざかっているに違いない
1929年ハッブルの法則
銀河の後退速度は距離に比例して速くなる
1948年ガモフがビッグバン理論を提案
1965年ペンジアスとウイルソンの発見
宇宙空間はマイクロ波で満たされている
電波のスペクトルはプランク分布をしている
元は 熱い物質から放出された電磁波だ
宇宙の膨張により引き伸ばされて
マイクロ波になっているのだ
宇宙がビッグバーンから晴れた時
それは宇宙開闢から30万年頃の光
3度Kの宇宙背景輻射だ
観測衛星により宇宙開闢の姿を描き出した

思えば紀元前4世紀アリストテレスの天動説
2世紀プトレマイオスの天動説の体系化
16世紀コペルニクスの地動説
17世紀ケプラーの法則
17世紀ガリレイの宗教裁判
「それでも地球は回っている」
アインシュタインの相対性理論
だが重力により宇宙は収縮する
遂に空間の斥力を付け加えた
「生涯最大の不覚」と嘆いた

宇宙の始まりはクオークと光が飛び交っていた
佐藤勝彦のインフレイション理論
生まれて間もない宇宙はインフレーション膨張した
粒子と反粒子
陽子と反陽子がぶつかると光になる
反粒子が消えて粒子と光が残った
やがて水素ができヘリウムができていった
太陽はヘリウムの核融合で赤色巨星になり
やがて地球を飲み込む
ヘリウムが冷え自分の重力でつぶれ白色わい星になる
太陽の100倍の星はブラックホールになる
やがてブラックホールは蒸発し光がよみがえる
ホーキングの量子宇宙論だ

ニュートンの万有引力
重力は光より速く無限に伝わるのか
1915年アインシュタインの一般相対性理論
重力とは質量による時空の歪と考えよう
重力が強い所では時間がゆっくり進む
時間は光の振動数で決められる
重力が強いと場が歪みポテンシャルエネルギーが低い
電子の軌道エネルギーの差が小さくなる
光の振動数が低くなる
重力赤方偏移が起る
だから時間がゆっくり進む
重力をどんどん強くすると
光が出てこれなくなる
ブラックホールだ
時間も停止しているように見える
小さくて質量の大きい星があるか
白色倭星シリウスBが発見された
太陽の3倍質量までの星は最後に白色倭星になる
大きな質量は超新星爆発し中性子星になる
1967年パルサーの発見

力には4つの力がある
重力と電磁気力は知っている
原子核の中で陽子と陽子は電磁気力で反発する
陽子や中性子を固く結びつける 強い力がある
素粒子は崩壊して他の素粒子に変る
素粒子の中には弱い力がある
湯川英樹の中間子論
朝永振一郎のくりこみ理論
素粒子物理は力の完全統一に取組んでいる
重力が不思議なのだ
20世紀は物理学の世紀だった。引退してから物理学を数学抜きで理解した。学生時代に、シュレディンガーの方程式が解らなかったので物理学を放棄させられた。数学が障壁になっていた。だが、本質の理解は数学抜きでできるはずだ。佐藤勝彦著「宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった」からはじめ「相対性理論」「量子論」「最新宇宙論」や「図解雑学」「超ひも理論」を読みあさった。
APS(アメリカ物理学会)の A Century of Phyisicsで時代を概観し、佐藤文隆著「物理学の世紀」の総括を読んだ。竹内均著「知と感銘の世界 物理学はこうして創られた」を知る。

小学1年の孫に原子と電子や電磁気や宇宙物理を教える実験をしている。最初に人類が知りえた最高の知識 「全ては原子と電子でできている」 を知れば興味をもつはずだ。本質がまだ解かっていなかった時代と同じように、昆虫の観察から始めて、数学を教え、それから物理を教えるのでは、永遠なる準備になる。本質を最初に教えるべきだ。だが、どうやって教えるか。日本科学未来館に行った。超伝導の実験で、マイスナー効果やピン止効果を見ると電子の存在を感じる。若いスタッフが教えてくれると、孫は聞く。実験がいい。

(2002年8月 理科離れ防止は物理から 福田征孜)

生物と機械

ロボットの実現が機械文明の象徴とされるが、デカルト(1596~1650)の生物機械論の実現といえる。
今日では細胞の中に化学工場や記録(DNA)がある細胞工場論に認識が変わった。21世紀は生物学の世紀になる。スピリット(魂)論も永遠のテーマである。




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